ときめき会話 繁華街 白羽大地
ゲームセンター
「あ、このゲーム! クイズ番組とコラボしとるヤツや。」
「白羽くんにできるかなぁ?」
「あれ?オレ、そんなダメ男に見えるん?」
「そうじゃないけど……」
「君にカッコええとこ、見せるし。待っててや!」
︙
「またや……また引っ掛け問題でドボンや……」
「あと一問だったのに。惜しかったね?」
「はぁ…… こんなん、カッコ悪いわァ。」
「ううん。白羽くん、すごかった!ギャラリーもみんな応援してたよ。」
「ハハ……」
「もう。白羽くんらしくない。元気出そう!」
「ハイッ! あ……君の声でまたスイッチ入ったわ。もいっかいチャレンジや!」
(ふふ!白羽くん、負けず嫌いというよりチャレンジ精神旺盛なのかな?)
カラオケBOX
「カラオケの雰囲気は好きなんやけどなぁ……」
「どんどん歌ってこう!」
「歌は……あかん。」
「どうして?」
「どうして……うん。どうしてか自分でもようわからへんのやけど 昔っから歌うんは得意やない。」
「もしかして……オンチ?」
「オンチやないよ?……上手でもあらへんけど。 なんでやろなァ……目立つんは嫌いやないけど、人前で歌うんだけは気が進まへん。」
「じゃあ、わたしはここにいないと思って……」
「そんなんできるわけないやんか!?」
「!」
「君がいーひんなんて思いたくない。絶対いやや……」
(白羽くん……)