グループデート会話 繁華街 風真・本多・七ツ森

 

ライブハウス

「耳がキーンってしてる……」

「俺もだ……」

「うん。すごい迫力だったね?」

「迫力っていうのかあれ?」

「あー……イイ気分。この余韻がスキ。」

「ミーくん、好きなバンドいたの?ライブ中は大人しかったみたいだけど。」

「や、とくには。」

「七ツ森が来たいって言ったんだろ?」

「知らないバンドでもさ、ライブハウスでナマで聴くと全部カッコよく感じない?その感覚がスキ。だから、いつ来ても楽しめる。」

「リョウくん……オレ、ちゃんと聞こえなかった、今の。」

「いいよ、ほっとけ。なんか酔いしれてるみたいだから。」

「◯◯、あんたならわかってくれるよな?」

(七ツ森くんらしいなぁ。二人がちょっと可哀そうだけど……)

 

ライブハウス2

「ハァ……」

「うん……」

「どうだったよ?」

「今日のは……いい。」

「そだね。弾き語りだけのライブもあるんだ?」

「男性シンガーも女性シンガーも、みんな素敵な歌声だったね!」

「弾き語りってさ、個性があってオモシロイ。」

「ああ、楽しいのも泣けるのもあったな。」

「だろ?」

「ハッピーエンドの歌詞とか、あれってもしかして実話なのかなー?」

「そうそう。そうやって楽しむこともできる。満足したか?」

「うん、最高っ!」

「これならまた来てもいい。」

「よしっ。」

(ふふ!今日のライブはみんな大満足だね!)

 

カラオケBOX

「あの……みんな、飲み物の追加する?グラス空きそうだし。」

「俺、ルイボスティー。」

「冷たいウーロン茶!」

「俺はいいよ。」

「風真くん、もういいの?」

「ああ。もう歌わないから。」

「なんで。」

「どして?歌い疲れた?」

「ああ、疲れたよ。」

「それは……歌じゃなくて、ずっとおしゃべりしてたからじゃない?」

「ああ。カザマがあんなこと言い出すから、つい。」

「アイドルプロデュースの話?」

「そそ、そんなの膨らんじゃうに決まってるよ。ね?」

「ねって言われても……わたしをアイドルに?」

「そう、誰がおまえの良さを一番引き出すかって言っただけだよ。」

「だから、スタイリストと振り付けなら俺がやるって。」

「そそ。オレは歌詞とプロモーション担当。で、リョウくんは作曲!」

「なんで俺が作曲なんだよ?できるわけがないだろ!」

(また振り出しに戻っちゃった。この話題で1時間以上経ってるんだよね……)

 

カラオケBOX2

「あっ! SUPER CHARGERの新譜、もうあるね!」

「SUPER CHARGERだからな。」

「うんうん!オレ、歌いたい!」

「ちょっと待て。多分、みんながそう思ってるだろ。」

「ああ。……どうする?ジャンケン?」

「どして?みんなで歌おうよ!」

「それは違うんだよな……」

「だな。」

「そ、それじゃ、みんなで一回ずつ歌ってみたら?」

「オレはそれでもいいけど。君は3回も同じ曲を聴くことになるよ?」

「うん、いいよ。」

「15分以上、同じ曲聴くんだぞ?いいのか?」

「うん。みんなの歌、楽しみ!」

「じゃあ、順番決めようよ!」

「ジャンケン?」

「よし……この勝負、俺が勝つ。」

(ふふ!カラオケでジャンケンの真剣勝負になっちゃった)

 

映画館:コメディ映画

「ハァ……やっぱオモシロイわ。こういう映画なら何回でも観られる。」

「大勢で観てるとつられて笑っちゃうもんだな。」

「ホントだよね!オレ、途中で笑いが止まんなくてさ、苦しかったー……」

「みんなが笑ってるからわたしもつられちゃった。」

「あれ?一番笑ってたのはどちらサマでしたっけ?」

「えっ?」

「涙流しながら爆笑してたのはどちらサマでしたっけ?」

「あの……」

「イスから落ちかけたくらい笑い転げてたのはどちらサマでしたっけ?」

「わたし、かな?」

「そ。おかげで俺たちも数倍楽しめたわ。サンキュ。」

(感謝されても……わたし、そんなに笑ってたの!?)

 

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