ときめき会話 はばたき山 御影小次郎

はばたき城

天守

「今日は天守閣の役割について、調べてみろ。」

「展望台ですよね!」

「そんなに好きか、高いとこ。」

「あ、ごめんなさい……御影先生は苦手でしたよね?」

「おーい、なんで謝んだ。おまえはキレイな景色が好きなんだろ。これからもたくさん、キレイな景色見て、大いに感性を磨くんだ。」

「でも御影先生と一緒に見られたらもっといいんですけど……」

「仕方ねぇな~。今日だけ特別サービスだ、あと3歩前に出てみるか?」

「ふふっ、ありがとうございます。」

「いち……に……さん。」

「ええ!? 御影先生、逆ですよ?」

「3歩は3歩だろっ?」

(ふふっ。高い所が苦手な御影先生、なんかかわいいかも?)

 

展示コーナー

「どうだ、教科書では気づかない発見もあるだろ?」

「見学料は1リッチですよ。」

「ここは、先生のおごりだ。おまえたち、ちゃんと元取るように。」

「でも、学校の経費ですよね?」

「ううん?そんなんで一本取ったと思うなよ。立て替え精算が済むまでは、事実上、先生のおごりだ。」

「ふふっ。御影先生、ありがとうございます。」

「よしよし。今日一日は、大いに感謝すること。」

「すぐですね?」

「今月はひっ迫してんだよ。……って、おまえは何言わせんだ。」

(ふふっ、御影先生の課外授業は楽しいな)

 

遊園地

ジェットコースター

ミニスカート追加コメント

「おまえ、そのスカート……なんか俺を試してんのか? 勝ち目ねぇ。絶対見ちゃうけど怒んなよ。」

「目つぶってもダメだった。もー、何も残ってないぞ。」

「手、握ってみましょう。」

「ううん? …………」

「どうかしましたか?」

「コラっ、何言ってんだ。ふぅ、危ねぇな。」

「えぇと……そんな危険な乗り物じゃないですよ?」

「危ないのはおまえの方。」

「え?」

「そうだ、こいつもさ 低いところを速く走るってのはどうだ?いっそのこと、地下とか。」

「地下コースター?」

「植物の根っこを避けながら、縦横無尽に走る。」

「ふふっ、モグラみたいですね。」

「やりすぎると作物が育たないな?」

(ふふっ、御影先生 高いところは好きじゃないみたい)

 

観覧車

「これ、途中で止まったらどうするんだろうな……?」

「御影先生と一緒なら止まってもいいかも。」

「おまえ、そんなにこれ好きか?」

「はい。御影先生と一緒だと、特に。」

「うっ……そ、そうか。わかった、もう一回な。」

「え?いいんですか!」

「おう、行くぜ?」

「……頂上まできたか?」

「はい。今です!」

「おう、やったな。どうだ?満足か?」

「はい。あ、はばたき城が見えますよ!」

「おおーう。立つなよ~。」

「御影先生、羽ヶ崎の海岸も!」

「おおーう。立つなよ~。」

「はぁ、楽しかったな~……」

(観覧車に二回も乗れちゃった。御影先生、ありがとう)

 

バンジージャンプ

「初めて、恐怖以外の何かを感じたかもしれねぇ……」

「もう一度確認してみますか?」

「本当におまえがやりたいなら、いいぜ?」

「えぇと、ごめんなさい。やっぱりもう十分です。」

「そっか。でももし本気なら遠慮すんなよ。いつも俺に付き合ってくれてんだ。」

「え?そんなつもりないです。わたしも楽しいですし……」

「おう、そりゃ何より。ウィンウィンってやつだ。」

「ウィンウィン?」

「お互いにメリットが―― はぁー、つまんねぇこと言った。バツとして、もう一回飛んでくる。」

「え……ええっ!? 御影先生!?」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

(御影先生、大丈夫かな……)

 

コーヒーカップ

「コーヒーカップの魅力わかってきたぞ。」

「限界への挑戦です。」

「楽しそうでなによりだ。」

「先生は楽しくないですか?」

「楽しいよ。コーヒーカップも、俺の憧れだったからな。おまえみたいに引っ張ってってくれないと、これって、なかなか乗れないんだぜ?」

「そうなんですか?」

「そう。これに乗ってる男は女子に感謝するべきだな。俺はおまえのおかげで、恥ずかしさも ぐるぐるの試練も経験できました。」

「えぇと……それが魅力ですか?」

「魅力は相手の色んな顔が見れることだ。おすましからの~、ぐるぐる大はしゃぎ。」

「う……なんだか恥ずかしいです。」

「とは言えさ、こっちもよそ見の余裕ないから、観察するしかないだろ?」

(コーヒーカップに乗ると、すごく観察されちゃうんだ……)

 

お化け屋敷

「マイナーチェンジしてるとこあったよな?」

「井戸の人、変わりましたね。」

「ええ?お化け役のスタッフまで覚えてるのかよ。」

「はい、目立つ役ですし。」

「マジかよ……おまえの観察眼が一番怖ぇ……」

「ふふっ。御影先生、怖がりですね?」

「あ、またひっかけたな?」

「いいえ。だって、いつものお化けの人は、ほら、入り口にいますよ?」

「おわぁっ!? 本当だ。 やめろよな~……変な声出ただろっ。次行くぞ!」

(御影先生、すっごく楽しんでるみたい。わたしもうれしいな)

 

ナイトパレード

(現時点では発生不可能)

 

牧場

牧場

モコモコファッション追加コメント

「お、ここにもモコモコした可愛い羊がいんな……?」

「えぇと……この服のことですか?」

「……毛刈り名人の血が騒ぐぜ。」

(ええっ!?)

「すぅ……はぁ……ここは落ち着くな。」

「御影先生のご実家も牧場でしたよね。」

「ああ、観光牧場。もっと商売っ気たっぷりのな。」

「モーリィちゃん、でしたっけ?」

「ああ、元気だぞ。乳の出も良いらしい。他にも気になる子、沢山いるんだよな…… 全然、会えてない。」

「御影先生?」

「そんな心配そうな顔するなよ。こっちにも、気になる子いるからさ。な?」

「それって……」

「モーリィもおまえも、園芸部の野菜もみんな大事だ。」

「えぇと、野菜とわたし?」

「あ、クラスの悪ガキたちもな。」

(御影先生、いつか先生を辞めて牧場のお仕事をするのかな……ずっと先の話だよね?)

 

キャンプ場

「一緒にキャンプすると、普段は隠れてる相手の一面が見えてくるんだ。」

「お見合いに最適ですね。」

「『お見合いキャンプ』? 二人で生活したときのシミュレーションにはなるかもな。俺が言ってるのはもっと、『生命力』って言うかな、そういうのが見えてくるって話。」

「御影先生の生命力の強さは、普段からわかりますよ?」

「俺はさ、出し惜しみしないタイプだからいいの。そういうのが自然に見えてくるのがキャンプ。男だけじゃないぜ?じゃ、頼んだぞ?」

(試されてる?うん、がんばるぞ!)

「ごめんなさい。飯ごう、焦がしてしまいました。」

「そうだな。でも、まあ、美味かったし?楽しかった。」

「えぇと……はい。」

「じゃあ、『お見合いキャンプ』的には大成功だ!」

(ふふっ、楽しかったな。また、一緒に来れるといいな)

 

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