ときめき会話 彼の家 七ツ森実
薄着コメント
「あー…… あのさ、正直に言うけど。俺、勘違いしそうな気がするからさ。あまり挑発的な誘惑はしてくれるなよ?」
「あ……その位置。いい、アングル。」
「じゃ、動いちゃおっと!」
「…………」
「ふふ!」
「イイね。そこにいても、イイ。」
「そっか。ねえ、イイ感じって、どんな感じ?」
「彼女と同居してるみたいな――」
「え?」
「……や!ちょっと待った。今のはストレートすぎた。ゴメン。警戒しないでくれるか。」
「うん。わたし、七ツ森くんのこと、信じてるから。」
「……サンキュ。◯◯。今の……俺の本音を聞いて。」
「うん。」
「この小さな部屋ン中には、俺にとって、大切なものがいっぱい詰まってる。そン中にね、今、もう一つ新しい大切なものが増えたんだ。一番大切なものかもしれない。だから、これからもずーっと、大事にしたいって思ってるんだ。……この気持ち、あんたにわかってもらえたら、嬉しい。」
(七ツ森くん……)